人参の上手な栽培方法を教えます|ちゃんと発芽しない理由はこれかも?
人参をみんな同じ時期に収穫できるように
ちゃんと育てるのは結構難しいです^^;
特に、人参は発芽の時期がそろわないとちゃんとうまく育ってくれません。
適当に種まきをしてほったらかしにしておいては
一斉に芽が出てくるなんてことはたぶん出来ないでしょう。
そこで今回は人参がちゃんと発芽してくれない理由と上手な芽出しの方法を説明します。
まずは畑の土質を見てみましょう。
私は川沿いの砂地質の畑と
山を削って作った粘土質の畑と2種類の畑を借りて農業をしています。
この土質の違いはかなり大きいです。
人参を栽培するなら砂地の方が圧倒的に育てやすいでしょう。
発芽のしやすさもそうですが
それ以上に成長の具合が全然違う場合が多いです。
粘土質の場合は残念ながら、
ちゃんと発芽したとしてもあまり大きく育たなかったり
水分が多すぎて根腐れする事がありますので注意が必要です。
もしあなたの畑が粘土質でしかも
畑を借り始めたばかりでコテコテなら、しっかり土壌改良するか
人参栽培は翌年や2年後にした方がいいかもしれません。
それまでは、
粘土質でもよく育つ里芋やナスを育てる事をお勧めします。
また、その際に、牛糞堆肥や落ち葉を入れたり、
腐葉土を入れるなど土壌改良に取り組みましょう。
そうする事で、粘土質の土に中に
植物の繊維が入り、土が少しずつ柔らかくフカフカになります。
土壌改良の方法はこちら
次に、人参が発芽しない理由としては
播種(種まき)後の管理方法が悪いという事が考えられます。
たぶん、こちらの方が土質よりも重要です。
人参の上手な発芽のさせ方
人参は種まきをした後、
十分水分が無いと芽が出ません。
そして、発芽するまでに2週間ほどかかるので
その間ずっと土が湿ってないといけないのです。
乾燥すると発芽率がガクンと落ちてしまいます。
なので、種まきをする前か、種まきした後に水やりをしてやりましょう。
実際の人参の種まきの方は
人参は種の種類にもよりますが畝に条蒔きにします。
種の深さは1~2センチくらい
種まき用の溝を付けておいてそこへパラパラっと蒔いていくのが楽です。
蒔いた後は土をかぶせて鍬の背で土を固めてやるといいです。
土を固める事で発芽率がよくなると言われています。
そして、その後から水やりをしましょう。
土がしっかりぬれるくらいたっぷりやってください。
その後に、もみ殻や稲わらをかぶせたり
私の場合は不織布をかぶせて水分の蒸発を防止します。
それでも、夏の頃は毎日水やりをしていました。
冬の場合でも、2日に1回くらいは水やりをしています。
これをしているかしていないかだけでも
発芽率は変わりますし、全部の人参が同じ時期に発芽するようになるので
収穫の時期もずれる事がないので効率もいいです。
人参の種のが蒔ける時期
ちなみに人参の栽培の適期は本当なら、春か秋が良いです。
ですが、現在市販されている種で、
周年栽培可能との記載がされているものなら
冬に種を蒔いてもちゃんと管理をしていれば発芽させる事が出来ます。
特に今年のように冬がすごく寒い場合などは分かりませんけどもね^^;
後は住んでいらっしゃる地区の環境にもよります。
私は愛知県瀬戸市という所なので
愛知県の中ではちょっと山の方かな?
そのあたりなら可能です。
心配でしたら、春と秋に種まきをしてみる事をお勧めします。
失敗したら次はしないので、試しにやってみても面白いですよ^^
上記以外の人参が発芽しない理由としては
私の経験ではありますが、
真夏に種まきした時は乾燥しすぎたためか発芽しませんでした。
それと、直播している場合は
たいていそうですが
種が大雨に打たれてしまうと発芽率が下がります。
そのためにももみ殻や稲わらを敷くと大雨に直接当たらなくなるので
発芽率は上がるのではないかと感じています。
私の場合は不織布をしてましたが、冬の大雨に打たれても意外とちゃんと芽が出てくれました。
特に人参は芽出し半分と言われるくらい発芽が難しい子なので、
発芽させて本葉が出ればたいてい育てられます。
なので、芽出しを頑張ってそろえる事で
おいしいにんじんがいっぱい収穫できるようになると思います。
今回の情報で人参が上手に育てられるように祈っています^^