じゃがいもの栽培方法 » 春じゃがいもの上手な植えつけ方法|マルチを使って栽培するには
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春じゃがいもの上手な植えつけ方法|マルチを使って栽培するには

春じゃがいもをたくさん収穫するためには
植えつける時期と植え付けの方法が大事になってくると考えています。

植え付け時期はこちらから確認ください。

また、植え付けの方法を間違えると
発芽しなかったり、種イモが後から腐ってしまいます。

葉っぱは成長しているんだけど、
芋が小さく、
スーパーなどで販売されているサイズにならない事もあります。

今回はじゃがいもを上手に育てる為に
肥料のやり方と植え付けの方法を解説します。

 

じゃがいもの肥料のやり方

 

私の場合は無農薬有機肥料を使っていますので
化学肥料を使う場合はわかりません。

今回は有機肥料の場合の施肥方法を説明します。

ジャガイモを育てる場合、
前作の肥料と
ほんのちょっとの堆肥を与えるだけで案外しっかり育ちます。

私が秋じゃがいもを育てた場合をお話ししますと
前作は玉ねぎでした。

玉ねぎは前年の秋に植え付けて、植え付け1か月後に追肥を1回
さらに翌年の3月4月に1回ずつ追肥をしています。
なので、結構肥料が残っているんじゃないかと考えました。

そこで、耕運機で荒起こしをして、
耕した畑にジャガイモを植え付けます。

そして、植えつけた後の畝の肩(畝の横の方)部分に
EM菌で発酵させたもみ殻と鶏糞、牡蠣殻入りのぼかしを
種イモと種イモの真ん中くらいに1掴みずつ埋めました。

ぼかしを持っていない方は
市販のあぶらかすや鶏糞でいいかと思います。
他にはやりませんでした。

 

種イモの準備

 

ジャガイモの植え付けは
色々とあると思いますが、
私が試してみてうまく育てられた方法を紹介します。

まず種イモの準備として
春じゃがいもの場合は種イモは切って使うといいでしょう。

切り方としてはこぶし大の大きさのものは
芽の数が同じくらいになるように3~4等分くらい
それよりも一回りくらい小さなものは半分にしましょう。
さらに小さな種イモはそのまま植えつけます。

ですが、小さな種イモからでは
良い芋が採りづらいので使うのをお勧めしません。

また種イモの切り口は
草木を燃やした灰を付けて切り口を乾かします。

ポテトシリカなども売っていますので、
そちらを使ってもいいかもしれません。

ですが、こちらは化学肥料です^^;

その際は植えつける2,3日前に切って
切り口に灰などを付け、
晴れているなら暑すぎない日なたで乾かしてやりましょう。

日が照っていない場合は
暖かい場所で切り口が乾燥するまでおいておきます。
 

植え付けの方法

 

植えつける前にまずは畝立てをします。

春ジャガイモの植え付け方法は2種類あります。

1、マルチを使って春ジャガイモを育てる方法
2、マルチを使わずに春ジャガイモを育てる方法

この方法はどちらでも育てられますが、
畑でマルチを使いたくない方や
簡単に育てる為ならマルチも使うという方がおられるでしょう。

わたしはどちらでもいいと思います。
今回は

1、マルチを使って春ジャガイモを育てる方法
をお話しします。

マルチを使って育てる場合と
そうでない場合どちらにもメリットとデメリットがあります。

マルチを使うと
保温が出来るので育ちは早いです。
そして、霜に当たりづらいので、よく育ちます。

さらに、一度植えつけたら、
土寄せしないので作業効率が上がります。

その代り、マルチを買うお金がかかったり、
ビニールのマルチの場合、
収穫後にマルチの回収が完璧に出来なくて、
土の中にマルチが残ってしまう事もあります。

これは微生物分解マルチを使う事で解消されますが
金額は数倍かかるので
私のような農家でない限りお勧めしません。

では、マルチを使う場合の植え付け方法を紹介します。

マルチを使わない植え付け方法はこちらからどうぞ

マルチを使う場合の植え付け方法は
土寄せと追肥をしないので最初に肥料を多めに撒いておきます。

畝の幅が70センチくらい

畝の高さは水分の多い畑なら
15センチ以上の高畝にしておくことをお勧めします。

植えつける間隔は
種芋と種芋が30センチの間隔になるようにしましょう。

種イモが切ってある場合は
切り口を乾かしてから切り口を下にして
深さ10センチくらいに植え付けます。

大事な事は
土が乾いているときに耕す事。
深く植えつけすぎない事です。

土がぬれている状態で耕すと
土をこねる事になり、カチカチの粘土状態になる可能性があります。
(砂地の場合でもなる可能性があります)

なので、数日間天気が続いて、土が乾いている状態で耕しましょう。

さらに植えつける際の深さは
深すぎると種イモが腐るので、
畝の高さが15センチくらいなら10センチの深さに植えれば十分です。

これを深く植えつけすぎて、
畝の高さよりも深く植えてしまうと
雨が降ったときに水分が溜まり種芋が腐りやすくなります。

種芋が腐るとほとんどの場合、小さな芋しか収穫できなくなります。

植えつけたら、その後は畝が平らになるくらい土を被せ、
マルチをかけてやりましょう。
マルチをかけても穴を空ける必要はありません。

土が柔らかい時に植え付ければ、
ちゃんと芽が出て、大きく育ちます。

もしくは先にマルチをかけて
後からマルチに穴を空けて種イモを植え付けます。

2、マルチを使わずに春ジャガイモ育てる方法

マルチを使わずに
春ジャガイモを育てる際の植え付けの方法は
こちらから確認ください。

 

春ジャガイモを育てる際の注意点

 

春ジャガイモを育てる際の注意点としては
愛知県瀬戸市の場合、
5月頃に最後の遅霜が降りるときがあります。

霜が降りると葉っぱが枯れる事がありますが、
それ以降暖かくなるので、
また葉っぱが復活してはえてきます。

特に問題はありませんが、
少し収穫に遅れが出る事もありますので、
心配な方は不織布をかけるといいでしょう。

以上が
春ジャガイモのマルチを使った植え付け方法でした。

たくさん芋が取れる事と喜びも一層感じられます。
ぜひいいお芋を採ってくださいね^^


 

春ジャガイモが大きく育ちやすくするこつはこちら

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