粘土質の畑を土壌改良する方法|野菜が大きく育たない理由はこれだ!
粘土質の畑では野菜が大きく育ちづらい場合が多いです。
特に、畑をする前が耕作放棄地で土の中の肥料が足りなかったり
粘土質では育ちづらい野菜を育てている場合はなかなか大きくなりません。
そんな粘土質の畑や元耕作放棄地の土壌改良の方法を教えます。
まず私の場合は
現在色々野菜を植えている畑を2反4畝(2たん4せと読みます。)(2400平方メートル)借りています。
そして、20年くらい何も植えていないと言われている
梅畑と田んぼだった、耕作放棄地を1反5畝借りています。
んで、この2反4畝借りてる所のうち半分が粘土質の畑で色々と苦労しています^^;
そこで私が行っている土壌改良の方法を紹介します。
まず、粘土質の畑を土壌改良をするには、
粘土のようにコテコテ、カチカチではない物を入れる。
これが大事です。
(写真は完熟の牛糞堆肥です)
具体的には、
・腐葉土
・落ち葉
・ぼかし肥料
・牛糞堆肥
など、あまりお金もかからないものがお勧めです。
土壌改良するには思いのほか、量がたくさんいるので
・バーク堆肥
・バーミキュライト
などは
ホームセンターや農協で買っていると結構な金額になります。
私のように畑が広ければ特にそうですし、
趣味の家庭菜園ならお金はかけない方がいいですよね(笑)
私自身は落ち葉を入れるのか
牛糞堆肥を入れるのが金も時間もあまりかからないので好きかな^^
後は、近所で牛や馬を飼っている業者さんを知っておくのもいいです。
愛知県瀬戸市にお住まいなら
みずの坂ウエストヒルで牛糞堆肥を販売されているのでお勧めですよ。
住所は愛知県瀬戸市みずの坂5丁目164番地です。
ホームセンターなら1袋200円とかですけど、
ここなら、ちゃんと発酵させてある牛糞堆肥で
30kgの米袋と同じサイズ1袋100円です。
(自分で入れないとだめだけどね^^;)
ちなみに、ほかの畜糞堆肥(豚糞と鶏糞)は
肥効はあっても
土壌改良としてはあまり使えない物もありますので注意してください。
馬糞や牛糞など常に草を食べている動物達の
発酵堆肥なら、ほぼ食物繊維なので地質の改善に役立ちます。
肥料の効果が高いのは鶏糞や豚糞堆肥だったりするんですけどね(笑)
畜糞堆肥の効果の比較はこちらからどうぞ
では、どのくらい入れればいいかというと
その土地の栄養がどのくらい入っているかにもよります。
農協では1000円程度で土壌調査をしてくれますので一度調べてもいいでしょう。
とにかくカチカチのコテコテの畑なら
地面が見えなくなるくらいかぶせて、その後にしっかりと耕してやって下さい。
ちなみに、土壌改良の大変なところはすぐに効果が出ないところです。
耕しただけではすぐには土質ってフカフカにならないです。
耕して畝立てをして、何か野菜を植え付けして、
その後収穫をして次の作物の準備の頃に鍬がサクサク刺さる事に気付く。
そのくらい長いスパンが必要になります。
農業って本当に奥が深いですよね。
粘土質の畑に砂を混ぜるだけでは良い地質にはならないんですね。
堆肥を撒いて半年後や1年後にちょっと土壌がよくなってると気が付く。
さらにその後にも堆肥や落ち葉を入れていってもっとよくなる。
こうやって5年くらいかけてやっとこさ、『これなら大丈夫』って物が取れるようになる。
そういうものです。
焦って変な資材を使うよりは、
時間がかかってもちゃんとまともな物を入れたほうがいいです。
この畑は最初はこんな感じで、
土が塊になってましたが
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土壌改良をする時の注意点としては
未熟な(ちゃんと発酵が終わっていない)堆肥を入れない事!
畑の土の中で発酵して、地熱が上がり野菜の根を傷めたり
根菜類が又割れしてしまったりする可能性があります。
たまに畑の片隅に堆肥らしきものが積み重ねてあったりしますよね?
あれは発酵させてる物が多いです。
土壌改良をするなら、
作物を植え無い時期、特に冬にするといいと思います。
堆肥を撒くときも植え付けの
2週間前には撒いて畑を耕して土の中で発酵しても
大丈夫なように早めに準備する必要があります。
こうしないと
堆肥のにおいでなのか虫がよってきたりして
痛い目を見る事があるので、ご注意ください。
こうして、土質を良くやわらかい土にする事で
野菜も大きく育てられると思います。
ぜひ、おいしい野菜をいっぱい作って下さいね!
稲わらを使って土壌改良をする方法はこちら