土壌改良の方法 » 粘土質の畑を土壌改良する方法|マルチの代用で稲わらを使う
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粘土質の畑を土壌改良する方法|マルチの代用で稲わらを使う

粘土質のカチカチ、コテコテの畑では野菜が育ちづらいです。
なぜかというと、土の中が固い事で根っこが広がりづらいからです。

 
今回はその粘土質の畑をフカフカにするための方法の一つとして
稲わらを使った土壌改良の方法をお伝えします。
稲わらが近所でもらってこれるならぜひ試してみてください。
 
まず最初にお伝えしておきますが、
粘土質の畑をフカフカにしようとすると時間がかかります。
なのでそのことを理解して焦らずに行きましょう。
 
具体的には5年くらいはかかると思っていてください。
早くても作付けをしてそれが終わってから
土の柔らかさを感じるという程度なので半年はかかってしまうでしょう。
 
では稲わらをどのように使うかを話します。
 
 

稲わらをマルチの代わりに使う

 

 
まずは普通に野菜を育てるときと同じように
堆肥と石灰を与えてやり畑を耕してあげましょう。
そして、マルチをかける代わりに稲わらをかぶせてやります。
 
マルチは
 
・土地の温度を上げてやる
・水分を保つ
・雑草を防ぐ
・雨によって肥料を流させない
・害虫をよける

 
などの効果を期待して使われています。
稲わらを使う事で上記の効果はほとんどカバーできます。
そのかわり、
 
『雨によって肥料を流させない』
 
という効果は無いので、
追肥が多めにいりますので、ご注意ください。
 
 

作付けが終わったら耕す

 
そして、マルチの代わりに稲わらを使って
その後にどうしたらいいかというと、
作付けが終わったら稲わらを土と一緒に耕してしまいましょう。
 
たとえば、夏野菜を育てている場合
ナスを作っているとして、
苗を5月に植え付けして10~11月に作付けが終わります。
 
そのころには梅雨の時期も超えて
真夏を超えて半年近く経過しており、
稲わらは土と触れているところから勝手に分解され始めています。

 
それを土と混ぜてやる事で
稲わらの程よく分解された繊維質が
粘土質と混ぜ合わされるので土が柔らかくなります。
 
そして、さらに冬に作付けされることで
土の中で微生物に分解されていくので、
土をフカフカにする事が出来ます。
 
 

稲わらを使う際に注意する事

 
稲わらを使って土壌改良をする際に気を付けてほしい事があります。
それは、

・稲わらを細かく切っておく方が効率が良い
・土の中で分解されるときに根を痛めやすい


 
この二つです。早く分解させるためには
面倒でも最初に稲わらを短く切っておくと良いです。
表面積が増えるので分解が早まります。
 
そして、土の中で分解させるときには
発酵熱により根っこを気づ付ける事があるので
根の出来る野菜(大根、ニンジン、ごぼう)などは辞めておきましょう。

 
これを行うと又割れします。
 
以上が稲わらを使って土質をフカフカにする土壌改良の方法でした。
稲わらは買っても高くないので、ぜひ試してみてください。
 
堆肥での土壌改良方法はこちらからどうぞ

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