菊芋の栽培方法 » 菊芋の栽培で注意する事|連作障害対策をしないと大きく育たない
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菊芋の栽培で注意する事|連作障害対策をしないと大きく育たない

 
最近健康野菜として注目されている菊芋ですが
栽培方法はこちらで説明していますので読んでいただくとして
今回は栽培される際の、注意点をお伝えしておきます。
  


    • 1.日差しが常に当たる所に植え付ける
      2.木がかなり大きくなる(2~3メートル)
      3.芋が横に広がり他の野菜に影響を与える
      4.保存がきかない為ずっと土に植えるので長い期間畑に居座る
      5.沖縄など温度が高い所では育たない
      6.連作障害があるので4年目からは他の場所に移す

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    これらを気を付ければ十分かと思います。
      
    1.日中に陽が常に当たる所に植え付けましょう。
      
    せっかく育てるなら芋を大きくして
    たくさん収穫したいと思います。
    そうなると出来るだけ日が当たる方がいいです。
    そうして育てると芋が大きくなる印象があります。
     

      
    2.菊芋の木(茎)はかなり大きくなります

    木が大きくなると他の野菜に光が当たらなくなる事があります。
    そうなってしまうと、
    他の野菜に影響を与えたり日差しを遮ってしまう事もあります。

      
    そのかわり、株元が日陰になる事から、
    ジメジメしてるのが好きな野菜(三つ葉とか)を植えると上手に育つかもしれません。
    また、株元にはあまり日差しが入らないので雑草はあまり生えないです。

      
    生えてもほったらかしで十分です。
    時間がある方は抜けばいいと思いますが
    雑草を抜いても追肥は必要ありません。

      
    そして、夏の終わりや秋口には木のサイズが3メートル近くになるので
    台風や大雨で倒れてしまう事があります。
      

    私のキクイモ畑は菊芋以外にサトイモしか植えつけていないので
    特に、ほかの野菜に影響を与える事はありませんでしたが、
    他の野菜に当たって実が落ちるなどの被害を出さない為に
      

    支柱を菊芋の育てている周りに立ててそこにひもを縛って
    菊芋の木を倒れないようにしたり
    小屋のすぐ横で育てて小屋に木をもたれ掛るように引っ張ったり、


      
    そんな工夫をしている方もいらっしゃいました。
    ぶっちゃけ、台風で木が倒れたとしても
    芋の成長には意外と関係がなかったようで、結構大きくなってました。
     

      

    3.芋が横に広がり他の野菜に影響を与える事がある。
     
    菊芋は、木が大きくなるという事は地中には根が張ります。
    しかも、菊芋は根がそこまで
    深く張るタイプではなく横に広がりながら育ちます。
      

    根と芋が株から半径50センチ四方に伸びて育つので
    他の野菜との間隔を
    ちゃんと取っておかないと根が絡みついてしまう事もあります。

      
    私は種イモが1個だけ余ったので、
    サトイモと同じ畝の端っこに菊芋を1個植えたのですが
    菊芋とサトイモが絡みついて芋が出来ていました(笑)
     

      
    そして、繁殖力が強いので他の野菜よりも野生化しやすいです。
    小さな芋が1個でも土に残っていると芽が出てきますので、
    収穫する際は広めに掘って芋を全部取ってしまうつもりで収穫をしましょう。
      

    4.保存がきかない為ずっと土に植えるので長い期間畑に居座る
     
    菊芋は生での保存が難しい野菜です。
    なので、サプリとかいろいろ売ってるんですけども、
    生の芋を保存するには土の中に入れておくのが一番簡単です。
      

    寒さにも結構強いので
    私の場合は売りに出したり食べる時に収穫しがてら
    小さな芋を何個か同じ場所にうめて土をかぶせてやります。
      

    そうする事で、5月~6月ごろには
    芽が出始めて冬には収穫できるようになります。
    ですが、時間がかかるのでその場所の作付け計画は常に菊芋になるでしょう。
      

    5.沖縄など温度が高い所では育たない
     
    そして、菊芋の事を調べてみてわかったんですが
    沖縄などの温度が常に暖かい(最低気温が17度を下回らない)地域では
    芋が大きく育たない
    らしいので、収穫する事は出来ないでしょう。

      
    私の住んでいる愛知県瀬戸市なら全然問題ないです。
    私自身、たくさんの菊芋を育てています。
    これは私の予想ですが、寒暖の差がないと大きくならないんじゃないかなと思われます。

      
    6.連作障害があるので4年目からは他の場所に移す
     
    最後の注意点としては
    菊芋は畑の養分をかなりたくさん取るようですので
    大きくてまともな物を作ろうとしたら肥料だけは絶やさずにやる必要があります。
      

    私の師匠曰く、
    『菊芋はバカだから肥え(肥料)だけやっとけば育つぞ』との事です(笑)
    地元愛知県瀬戸市では八升芋と呼ばれ1株で8升採れると言われています。

      
    ですが、3年ほどそれで育てられるものの
    それ以降は場所を変えてやったほうがいいようです。
    育ちが悪くなったり、芋が小さくなるなどの障害が出るとの事です。

      
    以上が
    菊芋栽培をする際の注意点です。
    菊芋が大きくならないという事でしたら、連作障害かもしれませんね。

      

    イヌキクイモという種類の芋もある

     
    また、菊芋が大きくならない理由として
    菊芋には色々と種類があるそうで
    キクイモとイヌキクイモという種類があるそうです。
      

    イヌキクイモは普通の菊芋よりもスリムで太くならないとの事。
    その代り、地上部の茎や花などでは判別が出来ないくらいそっくりだそうです。
    もしかすると野生化していて菊芋に見える子たちはこいつかもしれないですね。
      

    菊芋を栽培する際は種苗店で購入した菊芋や
    それらを育てて作られた菊芋を買ってください。

    ちなみに、私はタキイで買って育ててます。高いけどお勧めです^^ 

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