空芯菜を上手に栽培する方法|ぴったりな土壌と植え付け方を紹介
空芯菜は真夏でもよく育ち
夏の端境期に重宝する野菜です。
ビタミンやミネラルも多く、
葉っぱものの野菜ですが緑黄色野菜の一つです。
空芯菜を育てるのに合う土壌とは??
空芯菜は東南アジアで育てられている野菜で
中国野菜と呼ばれています。
茎の中が空洞で
シャキシャキの食感があり
中華料理の青菜炒めなどには
ホウレンソウの次に良く使われているそうです。
空芯菜は水分が大好きです。
東南アジア諸国では
イカダ船の上でも育てられているような野菜だそうで、
日本では霜が降りる頃に、
枯れてなくなっちゃいますが、
そちらの国では多年草なんだという話も聞いたことがあります。
水の溜まりやすい場所に植え付けるのがお勧め
空芯菜は田んぼの横で水が落ちてくるような場所や
雨が降ると水分が溜まってしまって
ジメジメしやすい場所に植え付けてやりましょう。
分かりづらい写真で申し訳ないですが、
この畑は上の段が田んぼで
稲が植わっている頃はずっと水浸しになります。
空芯菜の植え付けの時期と植え付け準備
空芯菜は愛知県瀬戸市では
5月ごろから7月位まで植えつけられます。
そこから1か月後から収穫が始まり、
霜が降りる直前の11月位まで収穫可能です。
結構長い間収穫が出来るので
途中で肥料も必要になりますし、
最初から多めに肥料を入れていてもいいと思います。
私のお勧めとしては梅雨前の土が乾いている頃に
有機堆肥を多めに入れて
有機石灰を少し撒き良く耕します。
そして畝幅1メートルほどの畝を作りマルチを張ります。
マルチはしなくない方はしなくてもいいですが、
葉っぱに土がついて病気が出やすく、
収穫後に付いた土を良く洗って落とさないといけなくなるので
面倒くさがりの私は毎回土に溶けてなくなるマルチを使っています。
また、マルチをしないと
雑草が伸びてきますし草取りが大変です。
上の写真は3畝分空芯菜が種まきしていましたが
2畝はマルチを張り
1畝はマルチがない所に種まきしています。
発芽率が悪かったこともあり、
草ボーボーになったので草刈りして
マルチを張り、ほかの野菜を植え付け予定です^^;
種まきするのに適した時期は
種まきの時期は梅雨に入ってが良いでしょう。
梅雨に入ってから種を蒔くと、
水やりが不要になるので楽です。
そうじゃない場合は
常に土が乾かないように水やりをして
さらに稲わらなどを上からかけて乾燥を防ぎます。
これで1か月くらいして空芯菜の苗の大きさが20センチくらいになったら、
根っこと茎を5センチくらい残して収穫します。
後は順次収穫するだけです。
植え付け方法と植え付け間隔
では具体的な植え付け方法と間隔についてお話しします。
基本的に空芯菜は茎が横に広がります。
なので、植え付け間隔は30~50センチの間隔をとりましょう。
畝の幅にもよりますが
畝の植えつけられる部分が1メートルほどあれば
2条(2列)に植え付けられます。
70センチほどなら
1条(1列)で植えつけてあげましょう。
マルチに穴を空けて
種を3~4粒ほど蒔いてやります。
発芽率が悪い場合は
種まきの方法が悪いか種が古い可能性があります。
さらに詳しくは
空芯菜が発芽しない理由を確認ください。
*これから更新いたします。
ちゃんと正しい種まきをしていれば
ほとんどの場合は発芽します。
発芽して、本葉が1本出てきたら
1か所に苗が2本出るように間引きをしてやります。
1本でもいいですが、
2本くらい出ていても良く育つので、
私は2本立ちにしています。
1本も発芽しなかった場合
もし、1本も発芽しなかった場合は
間引いた空芯菜の根っこがちゃんと引っこ抜けたものを
発芽しなかった場所に植え付けてやると
結構な可能性で根が付いてちゃんと育つようになります。
空芯菜はその位強い野菜です。
動画で植えつけ方を解説しました。
植え付け後は
苗の大きさが20センチくらいになるまで待って
苗の上部15センチくらいを収穫してやると
どんどんわき芽が出てきて大きくなるので、
2個位わき芽を残して
大きくなった茎を順次収穫してやりましょう。
収穫したばかりの空芯菜を
にんにくと炒めるとおいしいですよ~^^