香りの良いにんにくを栽培する方法|肥料の種類と使い方を変えてみよう!
私の育てるにんにくは
お陰様で強い香りがしておいしいと言っていただけています。
私の経験上
香りのよいニンニクを育てる為には
肥料を変えるといいと考えています。
具体的には
有機肥料を与えると
香りが強くておいしい野菜が育ちやすいです。
たとえば、
・鶏糞
・牛糞
・豚糞
・油かす
・米ぬか
・落ち葉の堆肥
・木のチップ
・海藻堆肥(アガーライト)
・EM菌
など色々とあります。
私の場合は
鶏糞と有機石灰を撒きます。
そして、
追肥はEM菌培養液と鶏糞を撒きます。
堆肥を使う時の注意点
有機の堆肥を
使う際の注意点として
米ぬか、落ち葉、木のチップなどは
ちゃんと発酵させないといけません。
積み上げて、1年以上置いておく必要があります。
そうしないと、土の中で発酵が起こり、
土の中の温度が上がってしまい
野菜の根っこを傷つけてしまいます。
根が傷付くと、
成長が悪くなったり、最悪枯れてしまう事もあります。
ちなみに、
動物性の堆肥(畜糞堆肥)も
しっかりと発酵が終わったものでないと
同じような事が起こります。
ですので、糞を発酵させる施設のない牧場や、
お知り合いの方からもらってくる場合は、
植え付けの1~2か月前には撒いて耕してしまいましょう。
もしくは
しっかりと発酵するための施設がある
牧場や、農協などから買う事をお勧めします。
これらは値段が高い事が多いですが、物はしっかりしています。
それでも植え付けの
2~3週間前には撒いたほうが無難でしょうね。
堆肥の種類と特徴はこちらからどうぞ
香りの少ないにんにくの育て方
では逆に
香りが強くないにんにくはどうやっているかというと
無臭ニンニクを育てている
化学肥料を使っている
という事が考えられます。
無臭ニンニクはそういう品種なので
その品種を育てていたら、
あんまり匂いのないニンニクが出来るというだけです。
でも、私としては香りのある野菜は
強い香りがあったほうがおいしいと考えているので、
無臭ニンニクは邪道だなと考えます(笑)
重要な事は
化学肥料を使うとにおいが少なくなるという事です。
化学肥料は科学的に野菜の栄養になる成分を作って固めたものです。
雨などの水で溶ける事で
有機の肥料よりも早く効き、大きく育ちます。
その代り、
サイズが大きくなりますが、味は薄くなり、
野菜本来の味は失われて、水っぽくなります。
私は無農薬なら安心だから
化学肥料でも有機肥料でも良いと考えていますが、
お客さんたちからおいしいと言われるのが
有機堆肥で育てた野菜ばかりなので
有機肥料を使った野菜の栽培を行っています。
野菜嫌いのお子さんには
もし野菜が嫌いなお子さんがいるのなら
有機栽培の野菜は
特に野菜のにおいが強くなるので嫌がるかもしれません。
そういう場合はスーパーで買った野菜を食べさせてみてください。
基本的にスーパーの物は農薬と
化学肥料が当たり前の物ばかりです。
もし違うなら、そのように表示されています。
という事で、
香りの強いにんにくを育てるなら
有機堆肥を使う事をお勧めします。
有機のにんにくで作った
にんにく揚げは美味しいですよ~^^
次の日ににおいが残るので注意です!